2019.02.27
久しぶりにすっきり
IT業界に入ってすぐ感じていたのが「本業の後処理」をするのがIT部門で、会社にとっての「お荷物論」でした。
ある大学の先生も自分の受け持った学生はIT部門に入れるのは反対だと公言しておりました。
理由は会社の社長になる夢を持てないから。
現在大企業でも東京海上火災のようにIT部門を経験していない社員は社長になり難いところは別格です。
ここ5年程で世の中随分変わりました。
第二次産業からIT活用を前面に出して産業をリードする、第三次産業が米国の産業を牽引するようになると遅ればせながら日本にも少しずつ変化が伝わってきてます。
ある薬品メーカーの情報システム部長で現在子会社のIT部門長の方の講演が運用会であり、とても元気づけられました。
SAPなどの後処理を外注にして営業のTOPとITを駆使した戦略に変えて、子会社を大変身させようとの考えなのです。
この会社は腸の薬(便秘症や潰瘍性大腸炎など)に特化していて、その効果をSNSやチャットなど最新のテクノロジーを使って販売活動をして、売り上げを親会社並みに引き上げようと言うものでした。
今まで、日本の企業の大手がPCなどのエンドポイントにどんどん制約を加える(蛇口を締める)政策を取る会社が多いのを覆すことになるわけです。
その一つの施策として、ブロードの進めてくれている「Buromium」のエンドポイントの効果も調査すると言ってくれました。(100%PCを守る)
講演に一言でしたが加えていただきとても感激でしたが、大きな意味でIT部門の脱皮を促す大きな潮流になると思うのです。
まだまだ日本の第三次産業化は途に就いたところですが、1社でもこういう考え方で進む会社ができ始めて日本の企業のIT部門が大きく変化し成長することを願ってやみません。
現状から脱却する事は大変な事ですが、まず日本ガラパゴス論を覆す源流がそのうち大きな大河となっていくことは米国や中国の例を言うまでもなく、当然のことなのです。
がんばれ日本企業!ですね。