2015.04.17
日本企業の魂
最近、ブロードが事務局をしている「コンピュータ運用を考える会」の東京・大阪でとても日本企業の魂を感じさせる事が有りました。
最初は東レさんの滋賀工場のモデルルームを見学。
満開の桜を楽しみにしていて何とか最後の桜を見る事ができ、満足しました。
又、記念にと思い、海外のお土産も兼ね、東レのめがね拭き「トレーシ」を10枚程買ったらお店の人が源氏物語のシリーズがあり、最近中国人が100枚200枚と爆買いするのと驚いていました。
日本人で10枚も買う人は珍しいようです。
東レの炭素繊維やナノレベルの分離可能なシート(海水→水)などを見学させていただいたが、いずれも数十年前から手がけており、ようやく大きな柱になりつつあると言う事でした。
社員のレストランへ行く道中に「階段では手摺に?まるように」注意書きが有り、どうしたのかと聞くと、必ず年1人や2人は手摺を使わずに大怪我をする、基本的なことを大事にする為にしっかり注意するようにしているとの事でした。
これがメーカーの基本を大切にする事の重要性なのだと感じました。
最先端の製品と工場を持つ事は日々基本を忘れず、日々努力する事なのです。
もう1つは、東京のヤマトさんの「クロノゲート」の見学でした。
とても楽しみにしていたのですが、その大きさと自動仕分けのすごいスピードに圧倒されました。
クロノゲートはクロネコヤマトからではなく、ギリシャ神話の時間の神<クロノス>と門(玄関)と言う意味のゲートを組み合わせて作ったらしいのですが、ヤマトと言う企業の将来にかける意気込みがひしひしと伝わってきました。
日本というか、世界中の企業の生き残りゲームは1次2次3次産業を足した新しい6次産業化する事だと思うのですが、是非皆さん見学に行ってください。
又、その中のIT化、スピードUP化、サービスUP化できた企業が生き残っていくのだとよく言われますが、今回の2社はその最先端を行っているのでしょうが、早く多くの日本企業も世界に冠たるポジションをつかめるようになってほしいと思います。
追) 海外出張のトランクのタグがすぐ切れて無くなってしまうので困っていたのですがクロネコヤマトの
宅急便のひも付きタグはなんともなくずっと使えてます。
何であんなのと思っていたのですが、これもかなりのノウハウなんだなと変な所で驚いてます。